渋谷でライブハウスを探していると、料金がどこも「お問い合わせください」で、比較のしようがない——そう感じたことはないでしょうか。

この記事では、渋谷・宇田川町のライブハウス TOKIO TOKYO(180キャパ) の貸切料金を、付帯費用まで含めた税込の総額で全公開します。追加費用が発生する条件も、隠さず書きます。

まず結論から。10時間(12:00〜22:00)貸し切った場合の総額です。

区分総額(税込)
平日238,700円
平日・定期利用価格194,700円
金曜・祝前日271,700円
土日祝359,700円

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渋谷のライブハウス貸切料金の相場

この記事で扱う「貸切(レンタル・箱貸し)」は、会場費を固定で支払い、タイムテーブル・出演者・チケット価格まで、イベントの中身をすべて主催者が決められる利用形態です。

当会場の場合、チケット・物販の売上は100%主催者に帰属します。

キャパ100〜200人規模の渋谷のライブハウスでは、平日で15〜25万円、土日祝で25〜40万円あたりが相場帯です。ただしこの金額に「何が含まれているか」は会場ごとに大きく異なります。オペレーター人件費や電源使用料が別途になっている場合、実際の支払額は表示価格より数万円上振れします。比較するときは、表示価格ではなく総額で見てください。

TOKIO TOKYOの料金を全公開

昼夜帯(12:00〜22:00/10時間)

区分会場費(税別)付帯料金(税別)合計(税別)総額(税込)
平日(月〜木)190,00027,000217,000238,700
平日・定期利用150,00027,000177,000194,700
金曜・祝前日220,00027,000247,000271,700
金祝前日・定期利用180,00027,000207,000227,700
土日祝300,00027,000327,000359,700

深夜帯(23:00〜5:00/6時間)

区分合計(税別)総額(税込)
金→土・土→日227,000249,700
上記以外167,000183,700

付帯料金27,000円の内訳

全日程共通で、以下の付帯料金がかかります。

項目金額(税別)
音響人員費10,000円
照明人員費10,000円
電源使用料7,000円
合計27,000円

音響・照明のオペレーターが10時間ついてこの金額です。外部から音響・照明スタッフが乗り込む場合も、管理立ち会い費として同額を頂戴しています。会場設備の安全な運用に会場側の担当者が必要なためで、乗り込みだからといって免除にはなりません。この点は事前にご承知おきください。

延長料金

10時間を超える場合、1時間あたり22,000円(税込) です。ただし昼夜帯の延長は23時までが上限です。

23時を超えて退館できない場合、スタッフの帰宅タクシー代など実際に発生した経費を、延長費とは別に実費でご請求します。深夜帯に別の公演が入っている日は、そもそも延長できません。延長・時間のスライドは、事前のご相談が必須です。

総額シミュレーション:3つのケース

ケースA|平日にワンマンライブ

平日18時開演のワンマン。12:00入り、リハーサル、18:00開演、20:30終演、22:00完全撤収。

項目金額
会場費(平日)190,000円
付帯料金27,000円
小計(税別)217,000円
総額(税込)238,700円

チケット3,500円なら、69人で損益分岐です。

ケースB|土曜に対バン企画

土曜、4組の対バン。12:00入り、順にリハーサル、18:00開演、21:30終演。

項目金額
会場費(土日祝)300,000円
付帯料金27,000円
小計(税別)327,000円
総額(税込)359,700円

チケット3,500円なら、103人で損益分岐です。

ケースC|平日に定期公演(定期利用価格)

2ヶ月に1回以上・最低3回のご利用で、定期利用の特別価格が適用されます。平日での例です。

項目金額
会場費(平日・定期利用価格)150,000円
付帯料金27,000円
小計(税別)177,000円
総額(税込)194,700円

チケット3,500円なら、56人で損益分岐です。通常の平日価格から**4万円(税別)**下がります。

1点、正直にお伝えしておくと、定期利用には条件未達時の違約金があります。契約後に所定の回数を実施できなかった場合、**未達成1回につき50,000円(税別)**を頂戴します。特別価格は継続利用を前提にお出ししているためです。開催が不確実な段階では通常価格でのご利用をおすすめします。

なお、日程は3回分をまとめて押さえる必要はなく、都度のご予約で構いません。「2ヶ月に1回以上」は、前回の開催月から2ヶ月以内に次回を開催いただく形でカウントします。

📥 この計算に使ったシミュレーション表をダウンロード
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平日と土日祝、損益分岐はこれだけ違う

チケット3,500円で計算した、必要動員数の比較です。

区分損益分岐の動員数キャパ180に対する割合
平日・定期利用56人31%
平日・通常69人38%
金曜・祝前日78人43%
土日祝103人57%

土日祝で103人集めるのと、平日の定期利用で56人集めるのは、収支としては同じです。差は47人。

当会場はスタンディング180名ですが、ステージを直接ご覧いただけるのは150名程度です。103人という数字は、体感としてかなり埋まって見える水準で、ここまで積める主催者は限られます。一方で56人なら、動員60〜70人の規模でも確実に黒字化できます。

土日は集客しやすい反面、他会場でもイベントが集中し、お客さんの選択肢が増える曜日でもあります。「土日でなければいけない理由」がないなら、平日を検討する価値は十分にあります。

正直に申し上げると、会場としても平日を埋めたいので定期利用割を設けています。ただ、この割引は主催者にとっても損益分岐を13人下げる仕組みなので、双方にとって合理的な選択だと考えています。

料金に含まれるもの

常設機材(追加料金なし)

音響は、ヒビノグループの設計・施工によるシステムです。

  • メインスピーカー:CODA AUDIO G715Pro ×2/G18-SUB ×2
  • モニタースピーカー:JBL PROFESSIONAL SRX812P Powered ×5
  • マイク:SHURE SM58 ×7/SM57 ×7/BETA52A/BETA91A、SENNHEISER e904 ×4/e906 ×4、AKG C451B ×3

照明は全灯LEDです。CHAUVET PROFESSIONAL COLORdash Par H7IP、CHAUVET DJ Intimidator Spot 375Z IRC を導入しています。

バックライン

  • ドラム:YAMAHA Absolute Hybrid Maple(BD22 / FT16 / TT12 / TT10 / SD14)+ Zildjianシンバル
  • ギターアンプ:Marshall JCM900・JCM2000+1960A、Roland JC-120、Fender '65 Twin Reverb
  • ベースアンプ:Markbass Little Mark 250 Black Line

演出設備

プロジェクターとスモークマシンも、会場費に含まれます。 映像を使った演出、VJ、スライド投影、スモークを焚いた照明演出まで、追加料金なしで利用できます。他会場ではオプション課金されることの多い設備です。

スタッフ

音響のオペレーション、照明のオペレーション、および受付・バーカウンターの人件費が会場費に含まれます。入場受付とドリンク提供は会場スタッフが行うため、主催者側で人員を用意する必要はありません。

物販スペース

会場指定の位置で行う物販は、手数料無料です。売上は全額主催者に帰属します。販売業務は主催者側でお願いしています。

追加でかかる費用は、実質2つだけです

ライブハウスの料金では、「会場費は安く見えたのに、機材費や物販手数料が後から積み上がった」という声をよく聞きます。当会場の料金は、会場費+付帯料金+消費税でほぼ完結します。

オプションとして追加料金をいただいているのは、以下の2つだけです。

項目金額(税別)
ワイヤレスマイク2,000円/1波
2Mix録音3,000円

有線マイク・バックライン・プロジェクター・スモークマシンなど、その他の常設機材はすべて会場費に含まれています。物販手数料もありません。

状況によって発生しうる費用

オプションとは別に、次の場合には費用が発生します。

  1. 利用時間の超過 — 22時以降の延長は22,000円(税込)/h、23時まで
  2. 23時を超えての退館 — 延長費とは別に、スタッフ帰宅タクシー代等の実費
  3. ドリンク代の未徴収 — 詳細は後述
  4. 設備・備品の破損 — 修理費・交換費用に加え、代替機材のレンタル費用等の実費
  5. 裸火・煙・火薬の使用 — 21日前までにご相談ください。関係官庁への届出が必要になる場合があります

なお、外部の音響・照明スタッフが乗り込む場合も付帯料金は免除になりません(前述)。持ち込み機材のセッティングについては、事前にご相談ください。

料金より先に確認すべき2つの時間ルール

金額以上に、企画そのものを左右する条件が2つあります。

1. 利用時間は搬入から搬出まで

12:00〜22:00の10時間には、搬入・仕込み・リハーサル・本番・撤収・搬出のすべてが含まれます。「22時終演」ではなく「22時完全撤収」です。タイムテーブルを組む際は、ここを起点に逆算してください。

なお会場内に機材溜めのスペースがありません。持ち込み機材の空ケースは、楽屋または搬入時に車へ戻していただく形になります。

2. 音量制限(これが最重要です)

入居ビルの他テナントとの関係で、平日は18時まで、お客様用のメインスピーカーから音を出せません。土日祝は時間帯の制限なく音出しが可能です。

  • 出演者用のモニタースピーカーからの音出しは、時間帯を問わず可能です(制限時間帯にアンプ設定等で90dB以上となった場合は、音量調整のご相談をさせていただくことがあります)
  • したがって平日は、18時まで音量制限下でサウンドチェック・リハーサル、18時以降にOPEN/STARTというタイムテーブルになります
  • 音量制限下で、お客様を入れたライブ公演を実施することはできません
  • 制限時間内での先行物販も、原則ご案内できかねます

平日は18時開演以降で組んでください。 これは金額の話ではありませんが、企画が成立するかどうかを分ける条件なので、料金の検討と同時にご確認ください。

ドリンク代の扱い

当会場では、ご来場のお客様に**ワンドリンク(600円)**のご購入をお願いしています。ドリンクチケットの販売とドリンク提供は、会場スタッフが行います。

スタッフを除くすべてのチケット購入者・ご招待者から、ドリンク代を必須で頂戴します。主催者側でドリンク代を受け取らない運用にする場合、その金額は主催者へのご請求となります。関係者を多く招待する企画では、この点を必ず収支計算に入れてください。

「ゲスト・取り置き・ディスカウント」などリスト照合が必要なお客様が20名を超える場合は、インビテーション画像をご用意いただくか、関係者受付を主催者側でご用意いただいています。

チケット・物販の売上

主催者様側でチケットを発券・販売する場合、チケット売上は100%主催者の収入です。会場が徴収する手数料はありません。損益分岐点を超えた分はそのまま主催者の利益になります。

チケットの発券は、原則として主催者様側でのご準備をお願いしています。当会場でチケットをご用意する場合は、プレイガイド・チケットサイトの手数料および公演登録料に加え、**事務手数料として一律3%**を頂戴します。この場合、チケット売上は一度当会場に入金され、イベント終了後に主催者様からの請求書にてお戻しする流れになります(会場費との相殺はできません)。自社発券なら手数料ゼロなので、可能であれば主催者様側での発券をおすすめします。

対応チケットサイト・プレイガイドの手数料比較

主催者様側で発券する場合の参考として、対応サイトの条件をまとめます。

サイト手数料公演登録料入金タイミング整理番号
STORES3.6%(一部決済4.6%※)なし販売の2日後なし
LivePocket5%(無料チケットは手数料なし)なし販売の2日後付与可・先行販売可
チケットぴあ先行3%/一般6%なし7営業日後付与可
イープラス8%5,000円/公演7営業日後付与可・先行販売不可

※あと払い(ペイディ)、PayPal、PayPay残高、楽天ペイでの決済分

手数料だけならSTORESが最安ですが、整理番号が必要な公演(入場列の管理をしたい場合)はLivePocketかぴあが候補になります。

物販の売上は100%主催者の収入です。会場指定の位置で行う場合、手数料はかかりません。

キャンセル規定

ご予約確定(契約成立)後、開催日の180日前以降からキャンセル料が発生します。

時期キャンセル料
180〜121日前30%
120〜91日前50%
90〜61日前70%
60日前以内100%

病気や怪我により30日以内に開催中止となった場合は、**50%**とさせていただきます。

注意点として、定期利用割やキャンペーン価格が適用されている場合でも、キャンセル料は正規料金を基準に算出されます。割引後の金額ではありません。

キャンセル料は、お申し出から1週間以内にお支払いください。

不可抗力の場合はキャンセル料が発生しません。 天災地変、感染症の拡大、停電、交通機関の大規模障害、行政機関からの命令・指示などが該当します。この場合、可能な限り日程の振替を優先して協議させていただきます。ただし、会場が既に支出した実費(外注費・追加人件費等)がある場合は、その実費のご負担をお願いしています。

なお、会場として利用可能と判断したにもかかわらず主催者のご判断で利用されなかった場合は、通常のキャンセル扱いとなります。

支払い方法

以下の3つの方法からお選びいただけます。

  • 当日現金払い(終演後)
  • 後日振込(請求書による後日精算)
  • 前払い振込

法人でのご利用や社内決裁が必要な場合は、請求書による後日精算をご利用ください。

典型的なご利用例:請求はこうなります

「本当に追加料金はかからないのか」という疑問にお答えするため、最も多いパターンの請求内訳をそのままお見せします。

平日ワンマン(12:00入り・18:30開演・22:00完全撤収/常設機材のみ使用)

請求項目金額
会場費(平日)190,000円
付帯料金(音響・照明・電源)27,000円
小計(税別)217,000円
消費税21,700円
ご請求額238,700円

以上です。 常設機材の範囲で、時間内に収まる限り、料金表の金額がそのまま請求額になります。

ワイヤレスマイクを2波使った場合は、ここに4,000円(税別)が加わって243,100円(税込)。変動要素はその程度です。

なお、お客様のドリンク代(600円)は会場が直接お客様から頂戴するため、主催者様の収支には登場しません。ドリンク代が主催者様への請求になるのは、招待客などからドリンク代を受け取らない運用にした場合のみです。

費用を抑える3つの方法

1. 平日を選ぶ

平日と土日祝の差額は**121,000円(税込)**です。損益分岐で見ると34人分の差になります。

2. 定期利用価格を使う

2ヶ月に1回以上・最低3回のご利用で、定期利用の特別価格(平日150,000円/金祝前日180,000円・いずれも会場費税別)が適用されます。月例公演や定期イベントを検討されている場合、平日なら総額194,700円まで下がります。条件未達時の違約金(前述)があるため、継続開催の見込みが立っている企画に向いた価格です。

3. 直前の空き日程を狙う

日程に融通が利く企画であれば、空いている日程からお選びいただくことで、希望日を優先するより条件を調整しやすくなります。空き状況はカレンダーで随時公開しています。

よくある質問

Q. 予約はいつから可能ですか 使用月の12ヶ月前の1日から受付しています。予約システムにて24時間受け付けており、内容を確認し当会場が承認した時点で予約成立となります。

Q. 見積は無料ですか 無料です。日程・想定人数・用途をお知らせいただければ、総額でお出しします。

Q. 下見はできますか 可能です。公演のない日程で調整させていただきますので、ご希望日をいくつかお知らせください。

Q. キャパシティは何人ですか スタンディング180名(ゲスト込み)、着席時は最大70席です。ステージを直接ご覧いただけるのは150名程度で、バーカウンター前のスペースも含めて180名の動員が可能です。撮影・配信でカメラ機材が入る場合や、フロアに録音卓を設置する場合は、この人数から減少します。

Q. モッシュやダイブはできますか 柵がなく、最前列をベルトパーテーションで区切る構造のため、モッシュ・ダイブ・リフト等の危険行為は禁止とさせていただいています。

Q. 喫煙はできますか 施設内は全面禁煙です。楽屋内に限り加熱式タバコのみ可能で、紙巻きタバコは楽屋内でも禁止です。

Q. ワイヤレスマイクは使えますか SHURE BLX24R(SM58)を1波2,000円(税別)でレンタルしています。最大6波まで・要事前予約です。お持ち込みの場合も事前にご連絡ください。有線マイクは会場費に含まれています。

Q. ライブの録音はできますか 2Mix録音を3,000円(税別)で承っています。

Q. 椅子席での開催はできますか 最大70席までご用意できます。70席以内であれば、レイアウトは自由に組んでいただけます。ご希望の場合は必ず事前にご連絡ください。

Q. コインロッカーやクロークはありますか コインロッカーが30個(500円)、受付でのクローク対応(600円)があります。

Q. 平日と土日で総額はいくら違いますか 税込で121,000円の差です(平日238,700円/土日祝359,700円)。詳細は冒頭の料金表をご覧ください。

Q. 利用権を他の人に譲れますか 使用権利の譲渡・転貸は禁止しています。

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